Harutaka Matsumoto

旅する家縛りプロジェクト縄の聖地･信州へ Travelling Home-Binding Project to Shinshu

【縄文人の好きな色を教えてください】
中ッ原縄文公園を縛る縄の色
｜The Colors of the Rope that Binds Nakappara Archeological Park

家縛りは、できるだけその家の人たちの希望に基づいた縄を制作、使用しています。中ッ原縄文公園は、国宝土偶「仮面の女神」が出土した地であり、かつて縄文人が住んでいた住居址でもあります。今回ここを縛るにあたって、そこで生活していた縄文人の家族や人々が望むであろう好きな色を想像し、縄の制作を始めることにしました。しかし、そこにいた縄文人は何色が好きだったのか？
残されている縄文時代の発掘品から、使われた色には青、赤、黒、白があったことは専門家の人たちには良く知られていることだそうです。ただ、多くの協力者にお願いをして、今はいない縄文人と心をつなぎ、縄文人の好きな色をお聞きすることにしました。
その後facebookやメール、直接お聞きするなどし合計30数名の方からお答えいただき、それらの色の割合を円グラフにしてみました。そして、それらの色を元に中ッ原縄文公園を縛る布縄を制作しました。
また、なぜその色が好きだと考えるのかという具体的な説明をしてくださった方が多くいらっしゃり、まとめて発表したいくらいの興味深い内容でしたので、いつかお伝えできればと思います。ご協力いただきました皆様には、この場を借りてお礼申し上げます。
中ッ原縄文公園を家縛りした日は、尖石縄文考古館の守矢館長さんが「仮面の女神」を発見した仮面の女神の誕生日です。守矢館長さんと集まった人々で縄文人に思いをはせながら、縄文人が好きだったであろう色の布縄で家縛りしています。

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家縛りプロジェクト No.51 ｜ Ieshibari House-Binding Project 51

中ッ原縄文公園 2019年 8月26日-9月01日茅野、長野
Nakappara Archeological Park Chino, Nagano August 26 - September 01, 2019

photo:Hiroko Momose, Akio Arakawa

☆Review

長野日報 | Nagano Nippo　2019.08.27　→ Link

茅野市民新聞 | Chino Shimin Shinbun　2019.08.30